発刊にあたって
矢冨 裕(東京大学病院検査部)
第 1 章 総 論
1. FAB分類からWHO分類へ
朝長万左男(長崎大学病院血液内科)
2. 血液検査の標準化
松野 一彦(北海道大学病院検査・輸血部)
3. 自動血球計数器の進歩
近藤 弘(大東文化大スポーツ・健康科学部)
4. 分子標的療法を支える臨床検査
通山 薫(川崎医科大学検査診断学)
第 2 章 各 論
A. 赤血球
1. 貧血診療の進歩
-再生不良性貧血と発作性夜間血色素尿症を中心に-
浦部 晶夫(NTT東日本関東病院予防医学C)
2. 赤血球形態による貧血の分類
東 克巳(杏林大学保健学部臨床血液)
B. 白血球
1. WHO分類-急性白血病における細胞形態と検査所見
坂場 幸治(防衛医科大学校病院検査部)
2. WHO分類-骨髄異形成症候群の形態異常
小池由佳子(東京大学病院検査部)
3. WHO分類-リンパ腫の診断と臨床
伊豆津宏二(NTT東日本関東病院血液内科)
4. 造血器腫瘍の診療における細胞表面抗原検査
米山 彰子(虎の門病院中央検査部)
5. 白血病の新しい治療・分子標的療法を中心に
須永 眞司(小平記念東京日立病院内科)
6. 造血幹細胞移植におけるキメリズム検査
神田 善伸(自治医大さいたま医療C 血液科)
7. 骨髄増殖性疾患の臨床
小松 則夫(山梨大学血液・腫瘍内科)
C. 血栓・止血
1. 血小板減少症の鑑別診断
金子 誠(東京大学病院検査部)
2. 凝固異常の臨床
天野 景裕(東京医科大学臨床検査医学)
3. DICの病態と臨床
村田 満(慶應義塾大学臨床検査医学)
4. 抗リン脂質抗体症候群の診断と治療
桑名 正隆(慶應義塾大学リウマチ内科)
5. 血小板機能検査法と血栓症
尾崎由基男(山梨大学臨床検査医学)
D. 遺伝子
1. 白血病遺伝子検査の有用性と課題
横田 浩充(東京大学病院検査部)
2. 白血病遺伝子検査の技術
佐藤優実子(東京大学病院検査部)
3. 造血シグナルと転写異常としての白血病
黒川 峰夫(東京大学血液・腫瘍内科)
E. 標準化
1. 血球算定の標準化-その現状と課題
近藤 弘(大東文化大スポーツ・健康科学部)
2. 血球形態標準化とその過程
土屋 逹行(日本大学臨床検査医学)
3. 凝固検査の標準化
福武 勝幸(東京医科大学臨床検査医学)
F. その他
1. 小児の血液疾患
井田 孔明(東京大学小児科)
2. 血液検査室の現状と問題点
木村恵美子(東京大学病院検査部)
3. ISO15189認定取得
大久保滋夫(東京大学病院検査部)
第 3 章 症例検討
問題と回答
常名政弘, 他(東京大学病院検査部)
【詳細目次】
臨床検査 Yearbook 2009 血液検査編
★ 症例検討の写真は,東大検査部ホームページ
2008年(第42回)内にカラーで掲載されている。