発刊にあたって 吉原なみ子
第 1 章 感染症における問題とその対策
1. 21世紀における感染症対策と展望 岡部信彦(国立感染研感染症情報室長)
2. この性感染症大流行を傍観していて,よいのだろうか? 熊本悦明(性の健康医学財団名誉会頭)
3. 輸血後感染対策の現状と課題 佐川公矯(久留米大臨床検査部 教授)
4. 新興・再興感染症の現状と今後 岡本 尚(名古屋市立大生体防御教授)
第 2 章 注目される感染症の最新情報
1. 血液感染
A. エイズとHIV
(1) 世界情勢-エイズ感染の現状 田沼順子, 他(国立国際医療センター)
(2) HIV治療薬の耐性検査と血中濃度測定 平林義弘, 他(国立国際医療センター)
(3) エイズ治療の最前線 矢崎博久, 他(国立国際医療センター)
B. ATL と HTLV-診断と治療- 山口一成(国立感染研血液安全性研究)
C. 肝炎ウイルス 田中靖人, 他(名古屋市大臨床検査医学)
D. 梅毒-新大陸発見と梅毒,およびHIVと梅毒の重複感染- 大里和久(大里クリニック)
2. 呼吸器感染
A. SARS の脅威
(1) 流行と疫学 重松美加, 他(国立感染研 感染症情報C)
(2) 病原体の究明と診断 田口文広, 他(国立感染研 ウイルス 3 部)
B. インフルエンザの脅威 奥野良信(大阪公衆衛生研感染症部長)
C. 結核の脅威 森 亨(結核研究所 所長)
第 3 章 感染症検査の最新技術
1. 免疫血清検査システム PAMIA-40 i-全血測定による迅速検査- 小林正樹, 他(シスメックス)
2. 「 ポクテム インフルエンザ A/B 」 によるインフルエンザウイルス
抗原測定技術に関する紹介 一口 毅, 他(シスメックス)
【詳細目次】
流行感染症の脅威:最新情報とその対策-エイズ, 肝炎, ATL, 梅毒・クラミジア,SARS, インフルエンザ, 結核-