はじめに- コールターカウンターから
全国の臨床検査室の自動化が始まって 渡辺 清明(慶應義塾大学中央臨床検査部)
1. コールターカウンター Model A から 50 年
A. 血液検査自動化への歩み 前田 宏明(元 大分医師会立アルメイダ病院)
B. 最新型総合血液分析装置の機能 西村 敏治(NTT 東日本関東病院臨床検査部)
C. 血液形態の自動分析法と新 WHO 分類との対応 長井 一浩(長崎大学病院輸血部)
D. 凝固検査の自動化・システム化の現状と将来 松野 一彦(北海道大学医療技術短期大学部)
E. 現在の血液分析装置が苦手とする造血器腫瘍細胞 川合 陽子(慶應義塾大学中央臨床検査部)
2. フローサイトメトリー検査手技の現状と将来
A. フローサイトメトリー検査手技の標準化 池本 敏行(大阪医科大学病院中央検査部)
B. FCM 分析用モノクローナル抗体の特性と使用法 (附表:最新 CD チャート 2003) 橋本 亙(ベックマン・コールター(株))
3. 血液標本作製の自動化 村瀬 幸生(松下記念病院中央臨床検査部)
4. 輸血検査の自動化 江頭 貞臣(九州大学病院検査部)
5. 微生物検査と病院の危機管理 濱 義晶(長瀬産業株式会社)
6. 総合型臨床化学分析装置の現状と将来
A. 生化学自動分析器シンクロン LX20 Pro 青木 豊(東邦大学大橋病院臨床検査部)
B. 全自動免疫測定装置 Access の有用性-心筋傷害とトロポニン I- 山中 茂雄(高知医科大学病院検査部)
C. キャピラリー電気泳動法による病態解析 新関 紀康(旭川医科大学病院検査部)
7. トータルラボラトリーシステムの現状と将来
A. トータルラボラトリーオートメーションシステム 斉木 厚(トヨタ記念病院臨床検査科)
B. 精度管理 山田 輝雄(東京逓信病院臨床検査科)
C. 国際標準化-NCCLS との連携 中 恵一(大阪市立大学血液病態診断学)
8. 遺伝子解析
A. PCR 法を用いた遺伝子解析システム 宮地 勇人(東海大学臨床検査医学)
B. 染色体分析,FISH 法,SKY 法 奈良 信雄(東京医科歯科大学臨床検査医学)
C. 遺伝子検査と受託 橋本 幸藏((株)東洋紡ジーンアナリシス)
D. 遺伝子検査の将来像 渡辺 直樹(札幌医科大学臨床検査医学)
9. 臨床検査の国際化の現状と将来-ISO/TC212とJCTLM- 桑 克彦(筑波大学臨床医学系)
10. POCT-医療における連携の実践- 松尾 収二(天理よろづ相談所病院臨床病理)
11. 病院検査室と登録衛生検査所との共存共栄 佐守 友博(日本医学臨床検査研究所)
12. 臨床検査技師の役割とその将来像 朝山 均(岸和田市民病院医療技術局中検)
13. 動物試料分析:Q 熱病原体感染症をモデルにして 加納 永一(人獣共通感染予防医学研究所)
おわりに 中原 一彦(東京大学臨床検査医学)
21世紀型臨床検査の構築 コールターカウンターModel Aから50年